W杯サッカーもベスト4が決まりいよいよ佳境を迎えている。
ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、オランダつまり欧州2、南米2がベスト4に勝ち残ったわけで前回覇者スペインの一次リーグ敗退を除けば順当な顔ぶれであろうか。
今大会の結果を見れば残念ながら欧州、南米とアジア、中近東の実力の違いは明らかである。
韓国と日本は共にアジアの覇者だが同じように世界の強豪に弾き飛ばされ、1勝もできなかったのだが、両国選手の帰国の際のファンの対応は雲泥の差であった。
日本のファンは空港で選手を温かく迎え、韓国のファンは空港で選手に”恥を知れ”とアメを投げつけたという。
どちらが良い悪いの問題ではなく、両国民の国民性がはっきりと見て取れる。
日本チームが敗れた時に韓国チームが大喜びしたとの報道にはいささか悔しさを越した寂しさを覚えてしまう。
いずれにせよ日本と韓国は今回の結果を謙虚に受け止め、お互いに切磋琢磨しあいながらアジア地域のレベルアップに繋げなければならない。
日本、中国、韓国を含めたアジアの政治情勢は穏やかではないが、なればこそなおさらスポーツを通した友好親善を推進し、アジア地域の平和と発展に寄与しなければならない。
お互いの弱点を非難し合うだけのコップの中の小さな争いをしている時ではないのである。

今月の3,4日原発対策特別委員会で福島県の原発事故の状況を視察してきた。
浪江町は福島県の海岸部に位置する人口21000人の町だったが、3年前の3,11東日本大震災で182人、その後330人の震災関連の犠牲者がでた。
浪江町は原子力発電所の立地町ではなく隣接町であるために、3年前の原発事故では水素爆発の際にも、国、県や東京電力からの通報は一切なく、マスコミ報道と行政の自主判断により全町民避難の決断をすることになった。
原発は国策であり原発の建設や運転開始の判断は県と立地市町だけの同意が必要だが、いざ原発事故の時は、立地市町だけでなく広域全体、場合によっては国境を超えて地球規模に被害が広がることは今回のフクシマの事故が証明した。
大熊町は人口11500人の町だったが県の人口が減少する中で町の人口は微増中の自然豊かな町だった。
浪江、大熊両町とも原発事故により、かけがえのない故郷が壊滅したのである。
現在、浪江町は二本松市に大熊町は会津若松市に役所の中枢を移し、住民の帰還や故郷の再興に向けて奮闘中であり町職員や関係者の懸命な努力には頭が下がる思いであるがその前途は極めて多難であろうことが推測される。
わが女川原発は紙一重の差で電源喪失を免れ原発の大事故に至らなかったが、あと1メートル波が高かったらと思うとぞっとする。
私達女川町は被災地の中でも人口比、最大の犠牲者をだし、住家も70%以上が流出する壊滅的被害を受けたが、今、全国、全世界の方々からの支援により復興中である。
失われた人命は戻らないが、壊された建物や道路は年月をかければ復興は可能である。
併し、浪江、大熊町をはじめとする福島原発の周辺の町は、高線量の放射能の汚染の為、未だに津波や地震で壊された家や建物がそのまま残っているのです。
いや全く壊されない家や建物もそのまま残っており、まさにゴーストタウンになっている。
大津波、原発事故から3年4ケ月経過した今も放射能の影響で復興が全く手つかずのままなのです。
福島原発の周辺の町は”あの時”以来時の流れが止まったままなのである。
両町の住民の帰還希望者は住民の2割以下だそうであり、その多くが高齢者だそうだ。
子どもを持つ若い世代は汚された故郷には戻らないそうである。
若い人たちが魅力を感じない地域にその地域の未来はないとは古くから言われてきた。
今回のフクシマの事故をどのように捉えどのように向き合うか、原発再稼働をどのように考えるかは私個人にとっても地域全体にとっても大問題である。
私達女川町は東日本大震災の最大の被災地として全国から支援を受け同情されてきたが、私達が同情を受けるレベルと次元が全く違う地獄の苦しみを強いられているのが”フクシマ”の人達である。
頑張れフクシマ! 共に歩もうフクシマ!



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