今日は朝から台風18号の影響で強い風雨が吹き荒れている。
石巻・女川地方の小、中学校、高校は軒並み休校になる中、保育所からは各保護者に「悪天候の中、出来るだけ家庭保育をされるように」とのアバウトな通知が届いた。
保育所は学校と違って働く親の為の福祉施設だから、台風だからと言って即、休所とはいかないのでこのようなアバウトな通知になったのだろう。
一昨日は町内保育所の運動会が絶好の秋晴れの中で和やかに開催され、子ども達の演技に心洗われる思いがしたばかりであり、天候に恵まれてよかったとあらためて思う。
普段は一人っ子で、家では我が儘し放題の3歳の孫も保育所では、先生の指示には真面目に従い真剣な顔で踊りやかけっこに取り組む、このあまりのコントラストに思わず苦笑する。
いずれにしても年々進む少子高齢化の中で、郷土の未来を担うこの子供たちは地域の大事な大事な宝物である。

先週の土日「女川に元気を送る会」の方々23人が女川を訪れ、五部落、原発方面の復興状況を視察したいとのことであり、私が”被災地の語り部”として案内をすることになった。
「女川に元気を送る会」はあの3年半前の東日本大震災を契機に、東京在住の女川出身者が中心となって壊滅的被害を受けた故郷女川に”元気を送ろう、支援しよう”という目的で全国の女川一中出身者で組織された任意の団体です。
震災直後に多額の浄財を寄付して戴き、その後も折に触れ仮設住宅でコンサートを開いてくれたり、バスや新幹線を利用して再三にわたって故郷、被災地を訪れて文字通り”元気を送ってくれている” 本当に有難いそして暖かい仲間なのです。
私もボランティアの語り部を何回か経験しているが、聞き手はその大半が初めてかせいぜい2,3回女川を訪れた程度であり、女川の事や大津波の事は然程知らない人達であった。
併し「元気を送る会」の皆さんは全てが女川出身者であり、大震災以来5回から10回ほど故郷女川を訪れている人達であり、昨今の情報化の時代に女川の情報を豊富に持ち合わせている方々であった。
今までは多少アバウトな表現や説明で通用したが、今回は女川の事は詳しいうえに大震災の事、そしてその後の復興の事にも大きな関心を持っている方々なのでいつもより、説明の下勉強を念入りにしながら緊張感を感じながら臨んだ次第です。
併し、その懸念は全く必要ありませんでした。
元気を送る会の皆さんはさすがに、故郷想いの真面目な優しい方々ばかりでありました。
五部落方面は震災前、6集落200世帯程あったが、95%が壊滅、流出した地域であり、あまりの被害の大きさに呆然、驚愕しているようであった。
説明の途中での質問も、あまりの壊滅振りに絶句しながらも、故郷への思いやりを含んだ質問が多く、今までの語り部とは違った親近感と充実感を感じた次第です。
夜の懇親会にも出席させて戴き、6割ほどが初対面であったが、そこは同じ故郷を持ち、未曽有の大災害から故郷をいかに復興させるかと言う共通の目的があるので心を通わせるに然程の時間は要しない。
「今私達は何をすれば良いですか」という質問に私はこう答えました。
「今は思い当たらない、それよりこの会自体が存在していることが私達の励みであり誇りです」と。
私達は全国全世界の人達からの支援で特に故郷出身者の熱い想いを受けながら今日まで復興を進めてきた。
これからもこの熱い想いを背負いながら夢を持って責任をもって前進しよう。



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