今日の最高気温が10度、最低気温が4度、みちのくは晩秋の趣を醸している。
1週間後にはアメリカの新しい大統領が決定する段取りになっているようだ。
アメリカの大統領選挙は一つの国の指導者を選ぶ選挙だが、我が国はじめ世界に与える影響は果てしなく大きい。
アメリカの大統領を選ぶ選挙権はアメリカ国民だけでなく、日本をはじめ影響の強い各国にも広く与えてもらいたいものだと本気に思ってしまう。良い意味でも悪い意味でもまだまだアメリカは世界の警察官である。
ヒラリークリントンが勝つのだと思うが、万が一あのトランプさんがアメリカの大統領になったら、世界の情勢はどんなに混乱するのかと危惧してしまう。
それにしても数々の暴言、妄言を重ね、女性やマイノリティーを蔑視し続ける精神構造のお方が超大国アメリカの有力な大統領候補なのだから昨今の社会風潮は少々狂ってるかも。
まさかあのトランプ氏がまさかあのトランプ氏がと言われるうちに、ついにここまで来たが、決して大統領になることはないことを、アメリカ国民の常識と良心に期待しようか。

大川小学校の裁判で仙台地裁が石巻市と宮城県に14億円余の支払いを命じる遺族側勝訴の判決を下したと思っていたら、石巻市と宮城県はその判決は不服と控訴に踏み切った。
裁判費用を予算計上した石巻市議会は16対10でそれを可決した、
石巻市議会の判断は極めて重要であり議員諸氏も相当悩んだ末の判断だと思慮するが、結果は大変残念である。
この裁判は5年7ケ月前の東日本大震災で公立の小学校の敷地内で、教師、子ども達合計84名の尊い命を失った責任はどこに誰にあるのかが問われた重要な裁判であった。
石巻市及び石巻教育委員会側も苦渋の決断であったようで、控訴の理由は、東日本大震災の大津波は未曽有のものであり、大川小学校が避難場所に指定されていたのであるから、大津波の襲来は予見不能であるとの事。
もう一点は教師も11人中10人が犠牲になったが、教師も可能な限り子ども達を救う努力をしたのであり、判決は教師の努力を全く評価せず責任を課するのは納得がいかないと言うものである。
石巻市議会を傍聴していた遺族訴訟団から、採決の瞬間、悔しさと虚しさの叫び声があがるなど控訴を容認した市民の代表である議会への失望は極めて大きかった。
大川小の訴訟は学校管理下で、未来を担うべき74名の子供たちと10名の教師の尊い命が失われた現代史の中で最悪の学校敷地内での事故であり、軽々に発言すべき出ないことは重々承知の上で敢えて、今回は命の重さと言う観点から控訴せず地裁判決に服すべきだったと申し上げたい。
理由は教頭はじめ11人の教師は緊急事態の中で最大限の努力をしたのだが、結果として校庭にいた78人中74人、95%の子供たちが犠牲になる最悪の方法を選択したこと。厳しいようだが行政や教師は結果責任を問われる。
迫りくる大津波を前にいたずらに51分間も校庭に退避させ、その後裏山に避難場所があるのに津波が来襲する方向に進んだことは明らかに状況判断の間違いである。校庭に避難中教師や子供たちから裏山に逃げようとの声があがり、一部の子供たちは駆けだしたのに、戻されたという事実。子ども達は自らの判断は出来ず、教師の指示に従わざるを得ない中での決断ミスであり、責任はあると考える。震災時を総合的に勘案して判断ミスがなければ84人の命は救えた命であることは明らかである。
大震災以来5年半の経過の中で、遺族と市、教育委員会の信頼関係が全く構築できなかったことは大変残念である。
原因は色々あるが、市教育委員会が学校敷地内で大勢の尊い命失くしたにも関わらず、組織の常識を優先させて、大事な子供たちを失くした遺族たちの心に寄り添えなかったこと。
これから控訴審に移るわけだが、教師でただ一人生き残った教務主任の先生は辛いだろうけれど、真実を知るものとして、プロの教育者として裁判で発言して頂きたいものです。
大川小の悲劇は東日本大震災の中でも最大の悲劇として、真実を共有し後世の防災教育に生かして行くことが、無念の思いで波に飲まれた子供達や先生方への最大の供養であるから。
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