2016.12.04 師走、この1年
いよいよ12月、リビングのカレンダーの最後の一枚が寂しげに風に揺れている。
師走と言う言葉は、12月は師が走り回るほど忙しい季節と言う意味らしいが、なぜ師がこの季節に特に忙しいのかよく分からない。
屁理屈を言っても今年も残すところあと僅か、今年1年をふり返って見ましょう。
今年の流行語大賞は「神ってる」「ポケモンゴー」「ゲス不倫」「トランプ現象」等々。
今年もいろいろあったが、私が最も印象的だったのは次期アメリカ大統領にあのトランプ氏が決まったことと小池さんが東京都知事になったこと、そして相も変わらずオリンピックを巡るゴタゴタ。
トランプさんについては、次期国防長官や国務長官、商務長官が決まりつつあるが、いずれも軍人上がりや極右に近い人の起用になりそうで、いささか偏っている面があるが、政権が代わるのだからショウガナイか。まずはお手並み拝見と行きましょう。
オーストリアで近々極右政権が誕生するようで、フランス、ドイツ等欧州の国々でも世情が右寄りになっているようだし、そういえば日本の安倍政権もかなり右寄りだ。
世界全体が人種や宗教の問題に加えてテロに怯えるなかで、リベラルな常識人よりも威勢の良い力強いリーダーを願っているのだろうか。
お隣の朴さんは右か左か分からないが、思想、信条以前の判断力、決断力、リーダーシップ等一国の指導者としての力量が不足していたのだろうか。

東京オリンピックのボート、カヌーの会場問題でわが宮城県の長沼案が残念ながら実現しなかった。
真の「復興五輪」の象徴として宮城長沼案が掲げられたが、五輪組織委員会や競技団体の猛反発で小池さんも旗を降ろさざるを得なかったようだ。
小池さんも宮城の村井知事さんも懸命に努力した中での結果であろうが、「復興五輪」の言葉が軽くあしらわれた感じで、後味が少々良くない。
仮設住宅を改造して選手村にするとのアイデアは情念とアイデアでは抜群だが、東日本大震災を体験していない人達にとっては絵空事だろうか。
”費用面と立地”を考えた結果、長沼を断念した」と小池さんは言ったが、立地条件は以前から分かっていたことだし、費用は長沼の方が断然有利だ。
関係のない私もグランドゴルフの仲間と長沼の現地視察をし、最高の環境だと確信したので尚の事、残念である。
まあ事前キャンプに活用するそうだから、少しでも前向きに考えましょうか。青天井の費用を見直すきっかけにはなったようだし。
それにしても東京五輪、決定してからここ数年、ゴタゴタが絶えないねえ。
五輪エンブレムの盗用、作り直し、メーン会場の国立競技場の設計やり直し、総費用が当初の7000億円から2兆とも3兆ともわけのわからないような数字が躍る。
東京五輪を発案したのが石原さんの時代、誘致決定の時が猪瀬さん、走り出してずっこけたのが舛添さん、後始末をさせられているのが百合子さん。此れじゃ責任の所在が分からず、誰にどんな文句をぶっつけて良いのか分からない。
ところで2020東京五輪の理念、目的はなんだっけか?
かって五輪の誘致は都市と国が総力をあげて誘致合戦を繰り広げたが、今は昔。
イタリア、ローマの美人市長は2024年五輪から経済的理由で撤退すると宣言した。
アメリカ、ボストンやドイツのハンブルグも経済的理由から消極的姿勢に転じたようだ。
五輪開催を国や地域の発展の起爆剤にしようとの発想は1964東京五輪の時には通用したが2020東京五輪には通用しないのだ。かっての 商業五輪は破たんしたのです。
1964の時代は私も19歳、人々はみんな貧しかったが、明日への夢、希望はみんなが持っていた。
今は貧しいが将来はカラーテレビを持ちたい、車を持ちたい、家を持ちたい。それぞれが目標を持ちながら生きていた。
私も田舎で商売をしていたが1割や2割の右肩上がりの成長は当たり前の時代。
大きい声では言えないが”でもしか先生” ”でもしか公務員”が常識の時代である。
それに人々は家族親類は勿論、近隣の人達皆が助け合わねば生きて行けなかった。助け合うのが当たり前の時代。
集団就職列車、三丁目の夕日の時代だったのです。
1964年、2020年は人々の暮らし考え方、時代背景が全く違うのに1964を代表するような偉いお方が組織委員会のトップに君臨しているのはどう見ても拙い。
まして内閣総理大臣を経験し、神の国発言が印象深いし、現政権を造りだした大物重鎮が組織委員会のトップでは存在感が全く違う。
高齢者は経験が豊富であり人脈も豊富。個人差はあるが高齢でも頭脳鋭敏で前向きで能力を発揮される方は大勢います。
しかし私も含めて高齢者は新しい発想と言う点で過去に捉われることが多くなりがちです。
大きな選択肢が複数あり、どちらかを選択するとき、多少不満と不安があっても高齢者は若い人たちの考えに譲るべきと考える。
2020東京五輪は成熟した都市東京で開催される意義深い近代五輪である。
2020東京五輪は安心と安全と平和を追求する祭典であってほしいと考える。
外国人、特にご婦人が夜の街を安心して歩けるような東京を見せたい。
外国人が財布やカバンを落としても持ち主にきちんと届く日本人の姿を見せたいものだ。
人種や宗教、国境を越えて人類が平和の尊さ安心安全の大切さを実感できる2020にしたいものです。
世界の各地では未だ戦争、紛争やテロが絶えず難民が溢れています。
平和で安全であればこそ人権が尊重されスポーツを楽しむ事が出来ることを世界に発信することが重要だと思います。
2020年まで健康と体力を保ち、柔道、陸上、ラグビー、レスリング、サッカー、野球等々多くの競技を観戦し、安心と安全を確信しながら少しでも平和に貢献したいものである。
M組織委員長の存在感があまりにも大きすぎて、時代が1964年にタイムスリップするよな感じがするのは私だけだろうか。
M委員長は是非勇退されて大所高所から眺めるだけの役割に徹してもらいたいものです。
今年もいろんなことがありました。復興も着々と進んでいます。
今月の23日には駅前中心部に物産センター(鮮魚、飲食を中心とした8件の店)がオープンします。
是非女川町の復興の様子を見に来てください。






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